ベルヴェデーレ宮殿 Belvedere Palace
ルーカス・フォン・ヒルデブラントLucas von Hildebrandt作の18世紀の傑作は、プリンツ・オイゲン Prince Eugeneや、フランツ・フェルディナント大公Archduke Franz Ferdinandらオーストリア王族の居城として使われてきました。バロック建築の最高の結晶のひとつとされるこのウィーンの建物は、2つの壮麗な宮殿と、中央のフランス文化の影響を受けた装飾庭園から成ります。
今日では、ベルヴェデーレ宮殿内にはオーストリア・ギャラリーÖsterreichische Galerie)をはじめとする3つの美術館及び博物館が併設され、ファン必見の場所となっています。上宮と下宮とから成るこの宮殿内には数多くのギャラリーがあり、様々な世紀や時代の絵画や建築が展示されています。最も有名なのは19世紀および20世紀のコレクション(Galerie des 19 and 20)です。入場料は7.5ユーロですが、内部を見学する以前に、この宮殿の美しい建物を鑑賞するだけでも、すでにそれだけの価値はあると言えるでしょう。
ザルツブルク大聖堂(聖ルーペルト大聖堂) Dom St. Rupert
ザルツブルク大聖堂は、もうひとつのバロック建築の遺産であり、ごく初期のイタリア・バロック様式の傑作として知られています。大理石製の威厳に満ちた正面玄関を持つこの聖堂は、17世紀に、ザルツブルクの守護聖人聖ルーペルトを祀り建てられました。聖ルーペルトの聖遺物が、祭壇の真下に埋葬されているという言い伝えがあります。また、作曲家モーツアルトの両親がこの教会で結婚式をあげたということでも知られています。
この宗教建築は、その豊かな歴史をもって、訪れる人全てに、この世のものとは思えないような精神的な体験をもたらすことでしょう。
ザルツブルク市内、モーツアルトゆかりの地
ウォルフガング・アマデウス・モーツアルトの楽曲のファン、又は彼の生涯をたどったことのある人には、この偉大な作曲家が、故郷のザルツブルクよりもウィーンを好んだことはおなじみでしょう。ウィーンの聴衆がより彼の音楽を好んだからです。しかし数世紀を経た現代においては、彼を最も高く評価しているのは、故郷ザルツブルクのようです。
市内および近郊には、少なくとも5か所のモーツアルトゆかりの名所があります。モーツアルト広場には、この偉大な作曲家の彫像が建っています。また彼の生家Geburtshaus、音楽に関する教育機関で特別コンサートの公演なども行われるMozarteum、モーツアルトに関する音楽及び映像の博物館、彼が暮らしたWohnhausなどがその例です。